Let's enjoy birdcarving!


カワセミの設計図をプリントアウトして、世界で一つしかない、あなただけのカワセミを作りませんか!

完成までは時間がかかりますが、時間をかけるほど、愛着が湧き素晴らしい作品となります。

あせることなく最後までバードカービングをお楽しみ下さい。

 1 必要な道具

切り出しナイフ、彫刻刃、コンパス、定規、鉛筆、消しゴムがあれば、直ぐに始められます。

はじめは、切り出しナイフ、彫刻刃の道具は、高価なものなくても十分だと思います。

カービングに興味が沸き、長く続けられるようでしたら、技量に合わせて順次、良い道具を買い揃えて下さい。
道具を揃えて行くのも楽しいです。

2 頭部の削り方
設計図の真横から見たカワセミの輪郭を、
角材(一般的にはジェルトン材を利用)に
書き写し、正確にカットします。
   その後、頭部の網の目部分を荒削りします。

  1)頭部を削り出すため、削り出す部分に網の目を書き入れる 
    2)肩口の切り口が直角になるように削る
   3)網の目の部分を削り取ったところ
    4)嘴の噛み合わせに線を書き入れ、延長線を後頭部まで書き入れる
   5)両目の幅より2ミリくらい太い幅で後頭部にかけて線を書き入れ、削る部分に網の目を書き入れる。
   )網の目の部分を削り取ったところ。
   )後頭部と首周りの角ばった部分を削り丸くする。



3 胴体分の削り方

    1)背中と腹から見た輪郭を書き入れ、削る取る部分に網の目を書き入れる
   2)網の目の部分を削り終えたところ。

4 嘴の削り方


1)嘴の上部の削る部分に斜線を書き入れる。
ポイント嘴は、細く欠けやすいので、木目に沿って力を抜いて少しずつ削る。

 欠けた場合には、木工用の瞬間接着剤か木工ボンドで接着する。

    2)嘴の側面に削り取る部分を書き入れる。


5      頭の削り方



1)頭部上部・耳羽周辺の角ばった部分を削り、頭部全体に丸みをつける。

2)耳羽、頬、目を書き入れる


3)目の輪郭に沿ってミリの丸刃彫刻刀を深さ2ミリ程度押し当てる。 
(丸刃がない場合は、他の彫刻刀を工夫して利用する)

   4)耳羽、頬の周りを丸刃で彫り、境目の凹凸が
なくなるように削る。

4)目を球状に掘り出し、嘴の角を削り丸みをつける


6
 胸、腹の削り方




1)左側の部分は、削る前で、喉、胸、腹の境目に線を書き入れる

2)
線に沿って、丸刃(6ミリ程度)の彫刻刀で溝を彫る

3)溝に沿って、上下を削り出し自然な羽の重なりとなるように余分な部分を削る。

4)右半分は、1)〜3)の作業を終了したところ。
    4)設計図に従い、肩羽、大雨覆い、風切り羽、尾羽を彫刻刀で削り出せば完成。

 翼の各羽・尾羽を正確に彫りだしたい場合には、「
翼・尾羽の彫り方を参考にして下さい