さつま探鳥記  
2006年11月17日〜11月20日


約5年ぶりに帰省。
町名が[鶴田」から「さつま」に変ってました。
少し寂しい。

久しぶりの故郷、生まれ育った山川を見て
やはり田舎はいいものです。

山々は、特に変わった様子はなかったけど、
川(川内川)は、随分と荒れ果ててました。

実家の近くから見た川内川

実は、この夏(2006年7月)大きな洪水があったのです。

洪水の爪あとが残る川沿い

川べりの山肌は、濁流により削り取られ、白っぽい岩肌がむき出し。
10メートルを超す流木もあちらこちらに散乱してました。

洪水で浸水した発電所、門柱の上に細かい流木が引っ掛かっている

ここは、神子発電所。水に浸かり、復旧工事のマサイ真最中。
電柱には、洪水で運ばれてきたゴミが絡みついてました。
ここまで濁流が押し寄せたことを証明してます。


このような大洪水があったなかで、5年前に会ったヤマセミに、
再会できるか心配でしたが、元気な姿を見せてくれました。

このヤマセミは、5年前に見た個体かそれとも
子孫か。

どちらにせよ洪水を乗り越え、命を繋いでいてくれたことに
安堵しました。

カワセミやヤマセミが生息している

この川は、川内川という一級河川です。
子供ころ幼馴染と泳いだり、
魚を捕ったり、楽しかった思い出がたくさんあるところです。

中央の岩の上の白いものがヤマセミ

中央の岩の上、白い点がヤマセミです。
対岸の岩の上などに場所を変えては、川中をじっと凝視、
ダイビングのチャンスを伺っていました。

つかの間の帰省。
ゆったりと流れる空気に包まれて
のんびりとバードウォッチング。
心癒される帰省となりました。


鳥合わせ
場所 今回(2006年11月) 前回(2002年1月)
アオサギ、カワウ、ヤマセミ、キセキレイ、ミサゴ、カイツブリ、ダイサギ、イソシギ ヤマセミ、カワセミ、カワガラス、キセキレイ、ハクセキレイ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、
イソシギ、ハジロカイツブリ
カワラヒワ、ヒヨドリ、、メジロ、ジョウビダキ、ウグイス、イカル、ヤマガラ、トビ、モズ、コジュケイ、スズメ、エナガ、シジュウカラ、アオジ、ハシボソガラス ホウジロ、メジロ、エナガ、ヒヨドリ、キジバト、ジョウビタキ、シロハラ、アオジ、モズ、
ハシブトガラス、ウグイス(声のみ)、
農耕地 ハクセキレイ、ホオジロ タヒバリ、スズメ、カワラヒワ、トビ
25種 25種
 



水神さまも洪水に見舞われたようです。
すっかい水に浸かったようでしたが、
さすが水神さまは倒壊はしていませんでした。


水神さまに、このような大洪水が起きないよう
お祈りして故郷を後にしました。